グッドアクション（東埼玉営業所） | 株式会社トランス・グリップ

2022.09.09

当ホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
本日のブログを担当します、東埼玉営業所の羽曽部と申します。

今回は、当社ドライバーが日々の配送中に実践している「グッドアクションの推進」を
紹介したいと思います。

私も毎日トラックで埼玉県内、東京都内のスーパーなどに配送を行っています。
深夜から配送を行い、お昼頃までのお仕事ですが、ちょうど出勤ラッシュ時などは
道が渋滞しており、運転が荒くなる方を多く見かけます。
「あぁ急いでいるんだなぁ…」「そんなに急いでも大して時間は変わらないのになぁ…」
などと思いながら他車を見ています。

そんな世知辛い世の中です。
事故は絶えませんが、我々が行っている『グッドアクション』で世の中の事故も減らす！
そんな思いも秘めた活動です。
どんな活動かと言うと、例えば・・・
・対向車が右折待ちをしていれば、パッシングをして道を譲る
・脇道から顔を出したクルマを入れてあげる
・合流地点でも入れてあげる
などなどです。
私は過剰過ぎるくらい先を譲るように心がけています。
譲られた方はこちら側に感謝をしてくれて、心が穏やかになり、
きっとその方も誰かに道を譲ると思うからです。
そんな世の中になれば、必ず事故が減ることでしょう！

グッドアクション行為にちなんだ話ですが、先日、納品先のスーパーでの出来事です。
朝7時過ぎ、店舗への納品作業が終わり、トラックに戻ろうと店舗を施錠し振り返ると、
歩道に児童の帽子が落ちていました。

皆さん、同じような場面でしたら、どのような行動をしますか？
以前の私なら、歩道の脇に帽子をそっと置いてその場を立ち去っていたかもしれません。
私が帽子に気付く前に、数人の方が徒歩や自転車で通過していましたから。

私は帽子を拾い、名前が書いてあるかチェックしました。
やはり帽子の裏に名前が書かれていました。女の子の名前です。しかし学校名がありません。
その帽子には校章が刺繍されていました。

東京都のある街ですが、○○学園の校章です。早速スマホで検索したのですが、
近隣に○○学園付属の小学校が見当たりません。
中学校から高校、大学までは近くにあるのですが小学校が無い？？？
やはり、帽子をそっと置いて行こうと思いましたが、落とした子供が悲しんでいる顔が浮かび、
再度スマホで検索。

すると、小学校ではなく幼稚園がヒットしました。
勝手に小学生の帽子だと思い込んでいましたが、幼稚園児の帽子かもしれない！
そう思い、幼稚園のホームページへ入ると、同様の帽子を被る幼稚園児が映っているではありませんか。
早速、幼稚園へ電話をしたら、電話に出た先生が「ちょうど今、お父さんの自転車で登園した○○ちゃんが
帽子を落としたみたいで、今からお父さんにそちらに向かってもらいますが待っていていただけますか？」
私は「はい、待ってます」と伝えました。

待つこと15分。スーパーの前で待っていた私の所へ、お父さんが必死に自転車をこいでやってきました。
そして私に対して「本当にありがとうございます。今日幼稚園で帽子を使う授業があるので、
本当に助かりました。娘も喜びます！これからは、このスーパーで買い物をさせてもらいます」と
仰ってくだいました。
私は「いえいえ、良かったです、是非これからはこのスーパーで買い物してください」と伝え、
次の店舗へトラックを走らせました。

運転中のグッドアクションではありませんが、「相手の立場になって行動する」そんなちょっとした行動で
自分も気持ちよく仕事ができるし、相手も気持ち良くなれる。
落とし主の○○ちゃんが笑顔になったかな？