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動線を考える。(東名埼玉センター) | 株式会社トランス・グリップ

当ホームページをご覧いただきありがとうございます。

本日ブログ記事は、東名埼玉センター松澤が担当いたします。

子供達の夏休みが始まり、早3週間。暑いです…暑いです…

我が家の三兄弟、普段は学童と保育園に行っているのですが私か家内が休みの時は“協力”という形で
おやすみしています。 (中学生の長男は除く)
ですが、あまりの暑さに、用事がある以外は全く外に出ずエアコンの効いた家の中で
ゴーッロゴロ ⇒ ゲーム ⇒ 昼食 ⇒ ゴーッロゴロ ⇒ ゲーム…と、体たらくな生活に身を興じているこの3週間。
とは言え、この気温の中、危険度レベルMAXの野外に彼らを野放しにする訳にはいかないので
一番安全と言えば安全な過ごし方…なのかもしません。

そんなブログを執筆中のつい先程 (7/30)、兵庫県丹波市で静岡県浜松市と
埼玉県熊谷市の記録(41.1℃)を更新する日本歴代最高気温の41.2℃が出たと速報が流れてきました。
そして、昨日 (8/5)、群馬県伊勢崎市で更に上回る最高気温、41.8℃が。
   …そりゃ、暑いわけだ。

はてさて、毎年夏の恒例行事、
今年の夏も行ってきました、夢の国と海。

毎回、子供たちに振り回されワーワーギャーギャーのうちに終わってしまうのですが
今回は新築建築にあたって間取りを考査中とのこともあり人の流れと
動線を考えながら
楽しんでまいりました。

まずはこちら、入場時の待ち列。

よく見ると放射線状に列ができるようになっていてそこでまず人を分散させています。

そして、無事にパーク内に入場するとど真ん中に花壇。更にはキャラクターが迎えてくれ
真っすぐにメインストリートへ向えないよういくつものトラップが。

更には横に逸れる道もあり、入場者を分散させるかパーク内、
とても計算された作りになっています。

そもそも、シンデレラ城を中央に配置する作りなのも道に迷いにくく、迷っても
シンデレラ城に戻ることでリセットすることが出来るように
なっているのです。待ち合わせもしかりですが(笑)

アトラクションも乗る側と降りる側が分かれており完全に場所をずらして空白の時間を作ることで
忘れ物の確認ができ、乗り降りもスムーズ。ゲストとキャスト双方、
完璧な人の流れを生み出しています。

また、メインのパレードを中心にいろんな場所とタイミングでショーが開かれ、一ヶ所集中しない工夫が
あちこちに散りばめられています。

そして、昼と夜になると利用するレストラン群。
流れ作業で料理をセレクトしていき、最後に会計することで一定方向に人の流れが生まれ、
混雑を防止しています。
食事の場面でも工夫がみられトレーの上の角が少し削られていることにより
丸テーブルに4人がトレーを置いても干渉しません。そのトレーにも滑り止め加工が施されており
持ち運ぶのにジャストサイズの大きさになっているのです。
食事が済んだら行くトイレにも数々の工夫が。今やどこに行っても当たり前の風景である
各個室の前に並ばず、入り口に列をなして空いた場所から早い順に入っていくスタイル。
夢の国から広まったなんて話もございます。そして、そのスタイルを確立するために
男子トイレには鏡がありません。(混雑する場所のみ)
きっと女子トイレもそうでしょう。

表上は「ゲストを現実に戻さない為」という理由ですが、ゲストが鏡の前で無駄に時間を費やしてトイレの入口が
混雑するのを避けるための工夫なのです。と、「夢の国」と言われるだけあって
待ち時間でさえアトラクションになる流石は日本初のテーマパーク。

紹介した以外にも、人間工学と心理学を駆使してゲストを非現実の世界で楽しんでもらう為
あれやこれやいろいろな工夫が随所にちりばめられています。正に日本人が忘れかけている
「おもてなし」の心、
そのものなのではないでしょうか。
ただ、見た目だけではない、隠れた工夫があるのも夢の国の魅力なのかもしれません。

我が家だけではなく、仕事にも取り入れられるカイゼンのヒントを見てこられて
私、大満足でございます。

以上、松澤の投稿でした。

最後までお読みいただきありがとうございました。


 

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